こんにちは!こんばんは!
今回は、お部屋にグリーンを置きたいけど、日当たりがちょっと…と悩んでいる人に向けて、育てやすく日陰でも育ちやすい観葉植物たちを紹介したいと思います。
「おしゃれな部屋には必ず観葉植物がある!よし、うちも!」 って思ったはいいものの、「うち、北向きだしなあ…」 「窓がないトイレに置きたいんだけど、さすがに無理か…」みたいに、日当たりの問題で諦めちゃってること、ありませんか?
わかります、わかります。植物って、お日様の光を浴びて元気に育つイメージが強いですもんね。でも実は、世の中には「日陰、むしろウェルカム!」みたいな、たくましい観葉植物がたくさんいるんです。
ということで今回は、「日当たりの悪い部屋でも大丈夫!日陰に強い観葉植物おすすめ10選」と題して、初心者の方や、僕みたいなちょっとズボラな人間(笑)でも安心して育てられる子たちを、厳選してご紹介したいと思います。
この記事を読み終わる頃には、きっとあなたのお部屋にぴったりのパートナーが見つかるはずです。
そもそも「日陰」ってどのくらいの暗さ?
本題に入る前に、ちょっとだけ言葉の整理をさせてください。植物にとっての「日陰」って、どのくらいのレベル感なのか、っていう話です。
なんとなくのイメージで大丈夫なので、知っておくと植物を選びやすくなりますよ。
- 明るい日陰(半日陰): レースカーテン越しに光が入る窓際みたいな場所です。直接お日様は当たらないけど、日中なら電気をつけなくても本が読めるくらいの明るさ、って感じですね。
- 日陰: 窓からちょっと離れたリビングの真ん中とか、北向きのお部屋とか。日中でも「少し薄暗いかな?」と感じる場所のことです。
- 暗い日陰: 窓のないトイレや廊下みたいに、照明をつけないと真っ暗になっちゃう場所です。
今回ご紹介するのは、主に「日陰」から、なんなら「暗い日陰」でも耐えてくれる、本当にタフな種類が中心です。すごいですよね。
日陰に強い観葉植物おすすめ10選
お待たせしました! それでは、ここから具体的に10種類の植物たちを紹介していきますね。
1. ポトス

観葉植物といえばこの子!というくらい、定番中の定番ですよね。 ポトスくんは、観葉植物界の優等生みたいな感じで、日陰への強さもトップクラスです。つるが伸びていくので、棚の上から垂らしたり、ハンギングっていう天井から吊るすやつで飾ったり、色々楽しめるのもいいところです。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★★ |
手間いらず度 | ★★★★★ |
水やり | 土が完全に乾いたらたっぷりと |
育て方のコツ :
本当に生命力が強くて、僕も何度か「あ、水やり忘れてた!」って時があったんですけど、全然平気な顔をしてました。すごい。 たまに葉っぱに霧吹きで水をかけてあげる(これを「葉水(はみず)」って言います)と、ホコリも取れるし、虫もつきにくくなるのでおすすめです。つるが伸びすぎたら、好きなところで切って、コップの水に挿しておくだけで根っこが出てきて、簡単に増やすこともできますよ。
2. サンスベリア

シュッとしたスタイリッシュな見た目で人気のサンスベリア先輩。 乾燥にめちゃくちゃ強くて、一部では「ズボラさんの救世主」とも呼ばれているらしいです(笑)。空気もキレイにしてくれるっていう、ありがたい特技も持っています。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★★ |
手間いらず度 | ★★★★★ |
水やり | 土が乾いてからさらに数日後でOK。冬はほぼ断水。 |
育て方のコツ :
この子を育てる最大のコツは、もうこれに尽きます。「水をやりすぎない」こと。 ぷっくりした葉っぱの中に水分をたくさん溜め込んでいるので、お水をあげすぎると、逆に根っこが腐ってしまう原因になるんです。 「え、こんなにあげてなくて大丈夫…?」ってこっちが心配になるくらい、放置気味に育てるのが成功の秘訣です。特に冬は、1ヶ月に1回とか、なんなら断水しても越冬できちゃいます。たくましい。
3. ザミオクルカス・ザミフォーリア

ツヤッツヤの葉っぱが美しい、ザミオクルカス。 なんだか強そうな名前ですよね。その名の通り、水切れにも日陰にも強くて、海外のおしゃれなオフィスとかによく置かれているイメージです。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★★ |
手間いらず度 | ★★★★★ |
水やり | 土が乾いてからさらに数日後。冬は月1〜2回程度。 |
育て方のコツ:
この子もサンスベリア先輩と同じく、乾燥にめちゃくちゃ強いです。 忙しくて、なかなか植物のお世話に時間が取れない…という人には、本当にぴったりの品種だと思います。ただ、ちょっと寒がりな一面もあるので、冬はできるだけ暖かいリビングとかに置いてあげると安心です。
4. オリヅルラン

細くてシュッとした葉っぱの先から、子どもの株がぴょこんと飛び出す姿がかわいいオリヅルラン。 この「子株」が折り鶴みたいに見えるから、この名前がついたらしいです。なんだか素敵ですよね。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★☆ |
手間いらず度 | ★★★★★ |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
育て方のコツ :
これもまた、非常に丈夫な植物です。多少水やりを忘れてもへこたれません。 伸びてきた子株をカットして、土や水に挿しておくと、これまた簡単に増やせます。どんどん家族が増えていく感じがして、ちょっと嬉しいですよ。
5. スパティフィラム

日陰に強い植物には珍しく、白くてキレイな花を咲かせてくれるのが、このスパティフィラムです。 「お部屋に緑だけじゃなくて、お花も欲しいな」という欲張りな願いを叶えてくれます。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★☆ |
手間いらず度 | ★★★★☆ |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
育て方のコツ :
お水が大好きで、水が足りなくなると、葉っぱが「しな〜」って垂れ下がって、全身で「お水ください!」ってアピールしてきます。これがめちゃくちゃ分かりやすい。 なので、そのサインが出たら、たっぷりお水をあげれば大丈夫です。初心者の方でも、水やりのタイミングが掴みやすい、優しい子なんです。
6. ネフロレピス(ツデー)

涼しげで、ふわふわっとした葉っぱが魅力的なシダの仲間です。 ボリュームがあるので、一つ置くだけでお部屋の雰囲気がガラッと変わりますよ。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★☆ |
手間いらず度 | ★★★☆☆ |
水やり | 土を常に湿らせ気味に保つ |
育て方のコツ :
この子は、これまで紹介してきた乾燥に強いタイプとはちょっと違って、湿った環境が大好きです。ジャングル出身、って感じですね。 なので、土が乾き切る前に水をあげるのがポイントです。あと、葉っぱに霧吹きで水をかけてあげると、すごく喜びます。ちょっと手間はかかりますが、その分、生き生きとした姿を見せてくれるので、お世話のしがいがありますよ。
7. シンゴニウム

矢印みたいな形の葉っぱが特徴的なシンゴニウム。 成長するにつれて葉っぱの形が変わったり、つるが伸びてきたりと、見ていて飽きない植物です。色のバリエーションも豊富なんですよ。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★☆ |
手間いらず度 | ★★★★☆ |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
育て方のコツ:
日陰にも強いですが、明るい日陰に置いてあげると、葉っぱの色がよりキレイに出ます。 つるが伸びてきたら、ポトスみたいに垂らして楽しむのも良いですし、支柱を立てて上に伸ばしてあげるのも格好良いです。どう育てたいかで、色々な飾り方ができるのが魅力ですね。
8. アグラオネマ

葉っぱの模様がとってもユニークで、まるでアート作品みたいなアグラオネマ。 映画『レオン』で、主人公が大切に育てていた植物としても有名ですよね。あれ、かっこよかったなあ。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★★ |
手間いらず度 | ★★★★☆ |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
育て方のコツ :
日陰にとても強く、室内で育てるのにはもってこいの植物です。 ただ、寒さには少し弱いので、冬は10度以下にならないように気をつけてあげてください。暖かいリビングが定位置になりそうですね。
9. ドラセナ・コンパクタ

「幸福の木」として有名なドラセナの仲間で、ぎゅっと詰まった葉っぱが特徴です。 その名の通り、あまり大きくならず、コンパクトに育ってくれるので、置き場所を選ばないのが嬉しいポイントです。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★★☆ |
手間いらず度 | ★★★★☆ |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
育て方のコツ:
成長がとってもゆっくりなので、頻繁な植え替えも必要ありません。 忙しい人でも、ほとんど手間をかけずに育てられると思います。ゆっくり、じっくり、付き合っていけるパートナーみたいな存在ですね。
10. アスパラガス・スプレンゲリー

え、アスパラガス?って思いますよね(笑)。僕も最初そうでした。 これは食べるあのアスパラガスとは違う種類で、繊細でフワフワした葉っぱが人気の観葉植物なんです。
特徴早見表 | |
耐陰性 | ★★★☆☆ |
手間いらず度 | ★★★★☆ |
水やり | 土の表面が乾いたらたっぷりと |
育て方のコツ:
比較的明るい日陰を好みますが、耐陰性もあるので室内でも育てやすいです。 乾燥にも割と強い方なので、水やりもそこまで神経質にならなくて大丈夫です。このフワフワした見た目が、お部屋にあるだけで優しい雰囲気になりますよ。
日陰で観葉植物を育てる際の、たった一つの注意点
さて、ここまでたくさん紹介してきましたが、最後に、日陰で植物を育てる上で、これだけは絶対に覚えておいてほしい、という一番大事な注意点を一つだけお伝えしますね。
それは、「水のやりすぎ」です。
大事なことなので、もう一回言います。 水のやりすぎ、ダメ、絶対。
日当たりの良い場所と比べると、日陰って、やっぱり土が乾くスピードが遅いんです。 だから、日当たりの良い場所と同じ感覚で水をあげちゃうと、土がずーっとジメジメした状態になってしまう。そうすると、根っこが呼吸できなくなって腐っちゃうんです。これを「根腐れ(ねぐされ)」って言います。 植物が枯れちゃう原因の、ナンバーワンとも言われているくらい、多くの人がやっちゃいがちな失敗なんです。
じゃあ、どうすればいいか。
水やりの基本は、「土が完全に乾いたのを確認してから、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりあげる」ことです。 この、「乾かす」と「潤す」のメリハリが、日陰で植物を元気に育てる最大のコツです。 「毎日少しずつあげる」のが、一番やっちゃいけないことだったりします。愛情のかけ方を、ちょっと間違えやすいんですよね。
まとめ
ということで、今回は日陰に強い観葉植物たちをご紹介してきました。
「日当たりが悪いから」という理由で、お部屋に緑を置くことを諦める必要って、全然ないんです。 むしろ、そういう環境を好んでくれる、健気でたくましい植物たちがたくさんいます。
いきなり全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫です。 まずは今回紹介した中で、「あ、この子いいな」ってピンときた一鉢を、お家に迎えてみるのはどうでしょうか。
植物が一つあるだけで、不思議とお部屋の空気が変わって、自分の気持ちも少しだけ、豊かになるような気がするんですよね。
ぜひ、この記事を参考に、あなただけのお気に入りのパートナーを見つけて、気軽にボタニカルライフを始めてみてください。
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